【ソウル17日聯合】出産後に捨てられる羊膜から胚性幹細胞を抽出し効果的に冷凍保管する技術が、国内の研究チームにより新たに開発された。
 盆唐ソウル大学病院の産婦人科のソ・チャンソク教授率いるチームは17日、胎児を取り巻く羊膜から代表的な生体胚性幹細胞のひとつ、「ヒト間葉系幹細胞」を抽出し、これを効果的に凍結・保管できる方法を新たに発見したと明らかにした。ソ教授によると、胚性幹細胞を臨床や研究に利用するには、凍結保存により保管した後、適切な時期に解凍し培養を再開できなければならない。ヒトの羊膜から間葉系幹細胞を分離し細胞株の確立はもちろん効果的な凍結保存まで可能になったことから、今後は倫理的な問題が最小化され幹細胞研究を拡大できるようになったと説明した。

 研究結果は生殖医学分野の医学雑誌「人間生殖」最新号に発表された。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0