【ソウル10日聯合】韓昇洙(ハン・スンス)首相をはじめとする内閣が総辞職の意向を表明したことについて、与党ハンナラ党は10日、残念だが難しい決定を下したものと評した。趙允旋(チョ・ユンソン)報道官は口頭論評で、「民心が収拾され、李明博(イ・ミョンバク)政権が新たな覚悟で新出発する機会になることを期待する」とし、ハンナラ党は李明博政権とともに国民からの信頼回復に最善を尽くすと強調した。
 野党側は内閣総辞職の意向表明を歓迎すると同時に、組閣水準の改造を通じ国政を立て直すよう促した。

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 統合民主党の車英(チャ・ヨン)報道官は口頭論評を通じ、「国政がこのように混乱するほどに内閣の責任は非常に重かった」と述べ、事態がここまできたことに遺憾の意を示した。李大統領に対し、国政失敗に責任のある長官の辞表を必ず受理し、道徳性と能力を持つ人物を起用して立て直しを図るよう求めた。また、現状に至る最大の原因のひとつは、米国産牛肉輸入に関する韓米再交渉をしなかったことだと指摘した。民心を失い内閣総辞職の意向表明の原因を提供したとして、李大統領自らが解決するよう要求した。

 自由先進党の朴宣映(パク・ソンヨン)報道官は、青瓦台(大統領府)補佐官を大幅交代、内閣は小幅交代するという話が聞かれるとしながら、長官数人を変えるだけでは理屈に合わない話だと述べた。全面組閣に準じる形態で国民の意を謙虚に受け止めるよう希望した。

 民主労働党の姜亨求(カン・ヒョング)副報道官は、あくまで再交渉だけが事態解決の根本的な対策だと主張した。

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