警察が甲号非常発令、最大規模「6・10集会」控え

【ソウル10日聯合】警察庁は狂牛病国民対策会議が10日に予定する「6・10民主化抗争記念100万キャンドル大行進」を翌日に控えた9日、全国の警察に甲号非常を発令したことを明らかにした。全国の警察は10日午前9時から状況が終了するまで可用人員100%動員体制を整え、全国警察の全指揮官と参謀は定位置に就くことになる。警察は戦闘警察・義務警察の常設254部隊と警察官として臨時編成された163部隊のうち417中隊（約4万人）を、集会対応と治安に投入する方針だ。
　また、10日に民主化抗争21周年記念行事や米国産牛肉の輸入反対集会などが開かれるソウル広場で、保守団体などが応戦の集会を開くことについても摩擦を懸念し、衝突の自制を呼びかけた。

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一方、キャンドルデモ最大規模となる「100万大行進」開催前夜の9日、ソウル中心地では少なくとも数千人の市民が街頭デモを繰り広げた。市民2500人余り（警察推計）は午後7時10分ごろからソウル広場でキャンドル集会を開き、米国産牛肉輸入の全面再交渉を求めたほか、焼身自殺を図り同日午前に死亡したイ・ビョンリョルさんの追悼式も行った。その後8時30分ごろから南大門～明洞～鍾路～世宗路を行進したが、大行進前日とあってか比較的な落ち着いた雰囲気だった。