無錫工場はDRAM専門生産施設で、生産量はウエハー投入基準でC2ラインが毎月12インチ10万枚、C1ラインが8インチ6万枚。ハイニックスのDRAM生産能力全体の45%を超えると伝えられる。
同社関係者は、工場内部施設に故障はなく、被害もさほど大きくないと話している。停電と同時に非常電力供給システムが作動したため、ウエハーの被害もほとんどなかったという。生産ラインの正常稼動には2日ほどかかるとの見通しを示している。
しかし業界では、現状では正確な被害額を把握できないとしながらも、この停電によるハイニックスの売り上げへの支障は最大で数千億ウォン台に上ると見ている。通常、ライン稼動が中断された場合、完全な復旧までには数日、長くて数週間かかる。特に半導体は超精密工場で生産されるため、適正温度や湿度など快適な状態でなければ収率を上げることができず、電力が復旧してもただちに稼動を再開することは不可能だ。また、突然の停電で精密な整備に無理が生じた可能性もある。
ある証券アナリストは、無錫工場再稼動までに1週間かかったと仮定すると、生産量ベースで5月は26%、四半期別では8%ほどの支障が生じ、被害金額が2000億ウォン前後に達する可能性があると話している。
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