覚書を交わす双方の代表=23日、ソウル(聯合)
覚書を交わす双方の代表=23日、ソウル(聯合)
【ソウル23日聯合】大宇造船海洋が、中東の産油国・オマーンに京畿道・盆唐新都市よりも大規模なニュータウンを建設する。同社は、南相兌(ナム・サンテ)社長が22日にソウルでオマーンのマッキ国家経済相と会い、オマーン・ドキュム地域観光団地とフロンティアタウン開発に関する覚書(MOU)を締結したと明らかにした。
 大宇造船海洋とオマーン政府はMOUに基づき、ドキュム地域に観光団地と建設作業員向け住居団地「フロンティアタウン」を建設する。ドキュム地域はオマーンの首都マスカットから450キロメートル離れた砂漠の奥地だが、オマーンは国土均衡発展の一環として同地域の開発プロジェクトを進めている。

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 オマーン政府と大宇造船海洋は、2006年に同地で大型修理造船所を運営するための長期委託経営契約を交わして以降、ドキュム地域の開発協議を続けてきた。2020年ごろにはすべての計画が完了し、ドキュム地域は修理造船所のほか産業団地や観光団地などを備えた都市に生まれ変わる予定だ。総事業費は公開されていないが、20兆ウォン台に上るとされる。

 オマーン政府はこれに向け、新都市開発を手がける100%出資企業を設立する。大宇造船海洋はこの企業と折半で出資しプロジェクトカンパニー2社を設立、それぞれフロンティアタウンと観光団地開発を担当させる。

 大宇造船海洋関係者はMOU締結について、「造船・海洋分野で30年間培ってきた自社のノウハウとブランド価値が、外国企業にも認められたという点で大きな意味がある」と評価している。

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