キム・ホジュン
キム・ホジュン
飲酒運転で事故を起こした後、現場から逃走して物議をかもした歌手キム・ホジュンが「スーパークラシック」公演を最後に活動を中断して自粛する。

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所属事務所THINKエンターテインメントは22日、「キム・ホジュンが23~24日の両日、ソウルKSPO DOMEで開かれる『World Union Orchestra Super Classic:キム・ホジュン&プリマドンナ』(スーパークラシック)公演を最後に、すべての活動を中断し、自粛に入る予定だ」と明らかにした。

「スーパークラシック」はキム・ホジュンと世界4大オーケストラが共演する公演だ。KBSと公演企画会社DUMIRがそれぞれ主催と主管を引き受けた公演だったが、今回の疑惑が浮上した後KBSは手を引いた。KBSはDUMIRに出演者を変えるよう要請したが、DUMIRは「変えるのは難しい」と伝え、このまま公演を行う立場を明らかにしたという。

全2万席規模の公演で、前売りチケットは販売直後に全席完売したが、今回の事故後、多量のキャンセルが発生した。これにキム・ホジュンは約束していた出演料を受け取らないことにし、チケットキャンセルの手数料を直接負担すると明らかにしたという。所属事務所側はイーデイリーに「単独公演ではなく、海外アーティストが参加する公演を一緒に行う形なので、制作者側の被害を最小にするため出演を取り消さない」と明かした。

キム・ホジュンは来る6月1~2日に、キムチョン(金泉)室内体育館で「トバロッティ・クラシック・アリーナ・ツアー」金泉公演も控えていたが、この公演は取りやめになった。ツアーは所属事務所とSBSメディアネットが共同主催していたが、SBSメディアネットは騒動後に手を引いた。

キム・ホジュンは去る9日午後11時40分ごろ、ソウル・カンナム(江南)区アックジョン(狎鷗亭)洞の道路で、反対車線のタクシーに衝突する事故を起こして現場から逃げた疑い(特定犯罪加重処罰法上の逃走致傷、事故後の未措置など)で調査を受けていた。

キム・ホジュンは事故を起こした後、現場を離れてキョンギド(京畿道)のあるホテルに行き、17時間後である翌日午後4時30分ごろ警察に出頭した。事故3時間後にはキム・ホジュンのマネージャーがキム・ホジュンの服を着て警察に行き、自分が事故を起こしたと虚偽の陳述をし、所属事務所の本部長はキム・ホジュンの車のドライブレコーダーのメモリーを削除するなど、組織的に犯罪を隠蔽した状況も明らかになった。

検察はキム・ホジュンと所属事務所の代表及び本部長に対し拘束令状を請求した。

所属事務所は「キム・ホジュンと所属事務所関係者は警察の調査に誠実に取り組み、どんな処罰が出ようと甘んじて受ける。キム・ホジュンが飲酒運転を認めたが、警察の調査はまだ進行中だ。警察側からの要請もあり当社は今後調査結果が出るまでいかなる立場も明らかにしない予定」とした。

キム・ホジュンのファンクラブ「アリス」も、飲酒運転を認めたキム・ホジュンへの盲目的な支持への批判的な世論を意識したように自重する姿勢を見せている。この日、公式ファンページは既存の会員だけがアクセスできるように設定が変わり、自由掲示板には「書き込みしないでください」という案内が掲載された。

所属事務所は「キム・ホジュンがタクシー運転手Aさんと民事・刑事上の合意をした」という報道について「誤報」とし、「まだ合意はされていない」と修正した。

一部メディアで「車からドライブレコーダーのメモリーカード3枚が無くなった」と報道したことについては「キム・ホジュンが事故当日に乗った車のドライブレコーダー3台のうち2台にはメモリーカードが初めから存在しなかった」と明らかにした。メモリーカード1枚については所属事務所の本部長が警察の調査で「飲み込んだ」と供述したという。
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