HYBEによると、監査対象者の一人は、経営権奪取の計画と外部投資家との接触事実を示す記録を証拠としてHYBEに提出した。HYBEを攻撃するための文書を作成したことも認めた。
対面での聴き取りやアプリのトーク履歴などから、ミン氏がADOR経営陣に「HYBEが保有するADOR株を売却するようHYBEに圧力をかける方法」の模索を指示したことが分かったという。この指示に従い、アーティスト(NewJeans)との専属契約を中途解除する方法、ADOR代表取締役とHYBE間の契約を無効にする方法などが具体的に議論された。
「海外の資金を引っ張ってきてHYBEとディールしよう」「HYBEが行う全てのことをクリティカルにアピールすること」「HYBEを苦しめる方法を考えること」などのやり取りがあったという。「5月世論戦の準備」「ADORを抜け殻にして、連れて出よう」といった実行計画もトークに残されていたとHYBEは説明した。
同社は監査を通じ、HYBEに反旗を翻す構想や独立模索などに関する文書を見つけている。文書の中の「究極的にHYBEを抜ける」という言葉は、ミン氏の発言を書き取ったものだという証言も監査対象者から得た。
HYBEは、ミン氏とADOR副代表が今月4日に交わしたとするトークのスクリーンショットを公開した。副代表がADOR株の扱いについて一例を挙げる内容だった。
HYBEの朴智援(パク・ジウォン)代表は今回の問題を「マルチレーベルを高度化する過程で起きた」とし、心配をかけたファンやアーティストらに謝罪の気持ちを伝えた。この件は一段落したとしながら「K―POPの大切な資産であるアーティストの心のケアと情緒的な安定に最善を尽くす」と述べた。
同社はNewJeansメンバーのメンタルケアと、来月の新曲発表に向けた活動をしっかり支えていくと強調した。メンバーの法定代理人とも会い、メンバーを保護する方策を話し合う計画だと説明した。
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