ソウル市が1日に明らかにしたところによると、市は最先端ITを活用したセキュリティシステムを5月から段階的に施行する。誘拐・行方不明事件が起きた場合に携帯電話を通じて位置を確認する緊急救助サービスでは、精度を現在の半径500~1500メートルから、20~250メートルに引き上げる。また市内全域で運用している6225台の防犯カメラシステムを地理情報システムと連係させデータベース化し、映像情報の共有システムも下半期中に構築する。誘拐・行方不明事件が起きた場合、動画による子どもの移動ルートの情報を警察などと共有することで、早期の発見を図る。このほか、誘拐・行方不明となっている子どもの情報を市民にリアルタイムで知らせる警告システムも、今月からマスコミ各社が設置した電光掲示板15か所などに拡大する。
市はあわせて、安全な通学路を確保するため現在700か所にある学校周辺の防犯カメラを2140台追加し、交通安全指導と犯罪予防活動を行う安全員を交通事故多発地域49か所に2人ずつ配置する。2010年には299か所まで拡大する方針だ。
また、小学生らを対象にした誘拐・迷子防止教育を実施するほか、誘拐に対処するための子ども向けマニュアルを配布することも計画している。
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