李在明、共に民主党代表
李在明、共に民主党代表
自身のおいによる殺人犯罪を‘デート暴力重犯罪’と称したイ・ジェミョン(李在明)共に民主党(野党)代表に対し、被害者の遺族が提起した損害賠償訴訟が1審に続き、2審でも棄却された。

ソウル中央地裁第10-3民事部は12日、被害者の遺族側が提起した損害賠償訴訟控訴審で「原告の控訴を棄却する。訴訟費用は各自が負担する」と述べた。これは1審同様に李代表には賠償責任がないということである。

李代表は2021年11月、SNSに‘デート暴力はみんなを不幸にする重大犯罪’というタイトルの文章を載せた。李代表は当該掲示文で自身が弁護を引き受けたおいの殺人事件に言及し「一家の中で過去に1人がデート暴力重犯罪に及んだが、弁護士を選任する余裕がなく、(私が)弁論を引き受けるほかはなかった」と記した。

一方、遺族は李代表が一家連続殺人事件をデート暴力と表現したのは、虚偽事実の摘示による名誉毀損(きそん)だと主張した。そして、名誉毀損、追慕感情侵害などによる精神的苦痛に対する慰謝料1億ウォン(約1125万円)を請求した。

昨年1月、1審裁判所は「デート暴力という用語は加害者と被害者の関係特性をもとに犯罪類型を区分する用語である。おいの犯行による被害を縮小・歪曲(わいきょく)するなどの虚偽事実を摘示したり、原告の社会的評価を低下させるものとは言い難い」と判決した。

なお、李代表のおいであるA被告は2005年ごろに元恋人の「別れよう」という言葉を聞いて家を訪れ、恋人と恋人の母親を凶器で殺害した。さらに、恋人の父親も殺害しようとしたが、父親が窓から飛び降り、殺人未遂に終わった。その後、A被告には無期懲役が言い渡された。李代表は1審、2審でA被告の弁護を引き受け「おいは衝動調節能力が低下した心身微弱状態だった。刑を減軽してほしい」と主張したという。
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