ブリの刺身(左)と日本産ブリの原産地を韓国産と偽った表示(右)
ブリの刺身(左)と日本産ブリの原産地を韓国産と偽った表示(右)
日本産のブリを韓国産と偽って販売したチェジュド(済州道)の食堂が大量に摘発された。

済州道自治警察団と国立水産物品質管理院(水品院)は7日、先月13~23日に合同取り締まりを行った結果、冬の代表的な刺身であるブリの原産地表示に違反した販売業者7店を摘発したと発表した。

摘発された業者は刺身店などの食堂で、5店は日本産のブリを国内産と偽って表示したり、混同する恐れがあるように表示した。他の2店は日本産のブリを販売しながら原産地を表示しなかった嫌疑で摘発された。

特にこのうち、ある店は2021年10月から今年2月まで2年以上も原産地表示に違反していたことが分かった。

原産地表示に違反して販売したこれら7店による日本産のブリの総物量は4628㎏と推算された。

自治警察団は原産地を虚偽表示したり、混同する恐れがあるように表示した5店の業者に対し、今週中に調査を終えて検察に事件を送致することにしている。原産地表示をしなかった2店は水品院で過料賦課処分をした。

パク・サンヒョン自治警察団捜査課長は「捜査の結果、輸入先や中間流通段階で違反はなかったが、最終消費先である一部の一般飲食店の非良心的行為で消費者と善良な業者が被害を受けた。済州の観光イメージまで被害を受けるため、関連業者は原産地表示の義務を必ず遵守してほしい」と要請した。

ハ・ジョンイム水品院済州支援品質管理チーム長は「最近、日本産の水産物を避ける現象と相まって原産地表示に違反する業者が現れた。今後も自治警察団などの関連機関と協業を強化し、原産地表示が忠実に施行されるよう努力する」と明らかにした。
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