【ソウル24日聯合】韓国経済研究院が24日、構造改革の主役となった慶応大学の竹中平蔵教授を招き、「日本公共改革の経験と示唆点」をテーマにセミナーを開催した。
 竹中教授は長期不況からの脱却を可能にした小泉政権(2001年4月~2006年9月)で経済財政政策担当大臣、金融担当大臣などを歴任。郵政民営化や不良債権処理、首都圏・労働規制緩和など改革の指揮をとってきた。 

 竹中教授はセミナーで、「改革においてはリーダーの情熱が非常に重要。日本の改革は小泉首相の情熱と支援がなければ不可能だった」と強調した。改革には過去の弊害を正す受身的な改革と、未来を切り開くための攻撃的な改革の両方が必要だとし、小泉政権では不良債権処理が前者の、郵政民営化が後者の代表的なものだったと説明した。続けて、改革を成功的に進めるには細部について十分準備する必要があり、改革の手順、戦略的アジェンダの重要性をよく理解するだけでなく、官僚らの抵抗をうまく乗り越えるための方策も整えなければならないと述べた。

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