【坡州18日聯合】京畿道坡州市の月篭先端産業団地で18日、起工式が行われ、部品素材から完成品まで一括生産が可能な液晶パネル(LCD)クラスターの造成が本格化した。産業団地は84万平方メートル規模で、総事業費2534億ウォン(約243億5500万円)が投じられる。2010年12月に用地造成工事が完了する予定だ。
 月篭産業団地には2012年までに、LG電子、LG化学、LGイノテック、LGマイクロンのLGグループ系列4社が工場を新設・入居し、液晶パネル部品の供給や完成品生産を行うことになる。近くにはすでに171万1800平方メートル規模の液晶パネル産業団地が造成されており、2006年からLGディスプレー(旧LGフィリップスLCD)P7工場が、第7世代液晶パネルを生産している。さらにLGディスプレーが国内外の協力業者向けに、ムン山産業団地の仙遊・堂洞地区を年内に完工する予定だ。月篭産業団地が完工すれば、液晶パネル本団地から部品・協力業者までの「液晶パネルクラスター」が構築されることになり、相乗効果が期待できる。

 ただ、本団地内のLGディスプレーの追加投資が遅れているうえ、ムン山産業団地では一部業者がすでに入居し工場を稼動しているものの入居率は低調なため、完全なクラスター構築には時間がかかる見通しだ。坡州市関係者は、月篭産業団地の入居は業者の事情と市場の状況で調整が可能だと話し、LGディスプレーは昨年黒字を計上する好調をみせたことから、まもなく新工場の稼動が実現できるとの見方を示している。

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