有機ELは電子(マイナス)と正孔(プラス)が動く有機共通層、実際に光を出す発光層、ガラス基板など6~7つの層で構成される。LG化学が2002年に開発した有機共通層は、低い電圧でも電荷輸送が可能で、従来製品よりも寿命が長いという長所がある。また、りん光発光層は電子と正孔が結合して光を出す物質層で、従来の蛍光発光層に比べ4倍の効率を出せる。
LG化学技術研究院長を務める柳振寧(ユ・ジンニョン)副社長は「今回の契約は有機EL物質開発速度を高める契機になる。各自の分野で最高の実力を持っているため、共同研究による相乗効果はとても大きいと期待している」と話している。
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