【ソウル11日聯合】ソウルの母娘4人失踪(しっそう)事件の有力な容疑者として警察に指名手配されていた元プロ野球選手のイ・ホソン容疑者が、10日に漢江で投身自殺したことが伝えられ、野球界にも大きな衝撃が走った。
 イ容疑者が指名手配された時点でも、その現役時代を知る知人らは「まさか。間違いもありえる」との反応を示していたが、漢江で変死体で発見されたとのニュースを聞き「どうにも信じられない」と、気持ちの表現もままならなかった。なかでもイ容疑者と現役時代をともに過ごした起亜タイガース(当時ヘテ・タイガース)の選手らが受けたショックは格別だった。球団関係者は「イ・ホソンは現役時代、野球の実力だけでなく後輩をまとめるカリスマもある選手だった。キム・ソンハンら先輩選手とイ・ジョンボムのような後輩の懸け橋役をこなし、主将まで務めたのに、どうしてこんなことが起きたのか分からない」と困惑を隠しきれない。

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 起亜の選手団に劣らず韓国野球委員会(KBO)と大韓野球協会も、予想もしなかった事件に大きな衝撃を受けている。特に野球協会は、インターネットを通じ一部で「イ・ホソンが自殺直前に大韓野球協会に遺書を送った」との話が流れ、マスコミから事実確認の電話が殺到すると、まったく初耳だと当惑する姿を見せた。


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