9月下旬、秋夕(中秋節)の大型連休を控え、旅行者で混雑する仁川国際空港(資料写真)=(聯合ニュース)
9月下旬、秋夕(中秋節)の大型連休を控え、旅行者で混雑する仁川国際空港(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の仁川国際空港公社は20日、仁川空港の2023年の航空旅客数は約5600万人と、前年の3.13倍に増加するとの見通しを示した。新型コロナウイルス対策の出入国制限が解除されてから航空需要は急速に回復しており、今年はコロナ流行前だった2019年(7117万人)の79%まで持ち直すことになる。

 公社はこの日、仁川空港の23年の運用状況や業績予想などを発表した。今年の航空機発着回数は約33万8000回で前年比97.3%増加、航空貨物量は約274万トンで6.9%減少すると予想される。

 24年の旅客数は19年の96~101%に当たる6750万~7100万人に上ると見込んだ。25年には、中国の団体旅行の再開や発着枠の拡大などを背景に19年を上回る旅客数が期待できるとした。

 23年の業績について、売上高は前年比132%増の約2兆1102億ウォン(約2340億円)、当期純利益は72%増の約3800億ウォンを予想した。3年ぶりの黒字転換が確実とみられている。

 公社は24年を「デジタル大転換の年」と位置付け、施設開発とサービス改善に取り組む方針を示した。李鶴宰(イ・ハクジェ)社長は「先端技術を活用して旅客の利便性を向上させ、独自色あるサービスで世界標準を率いていく」と述べた。


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