【平壌26日聯合】26日午後6時に始まったニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラによる初の平壌公演は、同日午後8時前に終了した。会場となった東平壌大劇場のステージには星条旗と北朝鮮の国旗が掲げられ、北朝鮮の国歌「愛国歌」と米国の国歌「星条旗」の演奏で公演の幕を開けた。
 次いでワーグナーのオペラ「ローエングリン」第3幕序曲、マゼール氏の説明を挟んでドボルザークの「新世界より」、ガーシュインの「パリのアメリカ人」が演奏された。マゼール氏は「よい時間をお過ごしください」「楽しく、楽しく、鑑賞してください」と韓国語で話し、会場を埋め尽くした1500人の聴衆をわかせたりもした。

 本公演後、アンコールでビゼーの「アルルの女」からファランドール、バーンスタインのオペラ「キャンディード」序曲を演奏し、最後に朝鮮半島の伝統民謡「アリラン」でフィナーレを飾った。

 一部では金正日(キム・ジョンイル)総書記が公演会場に現れるのではないかとの期待もあったが、結局姿は見せなかった。

 ニューヨーク・フィルは27日午前に平壌で公演した後に韓国入りし、28日にソウル・芸術の殿堂で公演を行う予定だ。

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