共に民主党の権七勝(クォン・チルスン)首席報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
共に民主党の権七勝(クォン・チルスン)首席報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に国民の生活について話し合う1対1の「領袖会談」を提案したことに関し、与党「国民の力」は1日、「新たな防弾(李氏を守ろうとする)戦略」と批判した。これに対し共に民主党は「政争に追い込むな」と反発した。

 国民の力の姜ミン局(カン・ミングク)首席報道官は論評を出し「まだ脱せずにいる李代表の司法リスクに集中する世論を他へそらそうとする浅はかな下心」としながら、会談提案を明らかな「防弾戦略」と見なした。また「今は領袖会談より、与野党代表の会談を通じて国民の暮らしについて真剣に議論する適期」と強調した。

 朴大出(パク・デチュル)政策委員議長はフェイスブックで、共に民主党の洪翼杓(ホン・イクピョ)院内代表の過去の発言を取り上げて皮肉った。共に民主党が与党だった時代の2019年5月、当時野党の自由韓国党(国民の力の前身)の黄教安(ファン・ギョアン)代表が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に領袖会談を提案したのに対し、洪氏が「旧時代の遺物だ」と拒否したと言及。野党になった今は逆に領袖会談を催促していると指摘した。

 こうした国民の力の批判を、共に民主党は過剰な反応と受け止めた。権七勝(クォン・チルスン)首席報道官は書面で「国民の生活のための提案を政争に追いやるな」と反発し、会談受け入れを重ねて求めた。

 朴氏は、会談の提案は国民の暮らしをないがしろにしているという国民の叱責(しっせき)を受けたものだとし、「野党第1党の代表が国民生活を問うのに与党は政争で答えようとするのか」と批判した。また「必要ならいつでも会えるのが大統領と野党代表」と強調した。


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