27日未明、逮捕状請求が棄却された後、待機先のソウル拘置所を出た李氏(中央)=27日、京畿道・義王(聯合ニュース)
27日未明、逮捕状請求が棄却された後、待機先のソウル拘置所を出た李氏(中央)=27日、京畿道・義王(聯合ニュース)
◇地裁の最大野党代表逮捕状棄却 検察「政治的考慮」と批判 

 ソウル中央地裁が最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する逮捕状請求を棄却したことについて、ソウル中央地検の関係者は27日、「党代表であるため証拠隠滅(の恐れ)がないとしたのは司法に政治的な考慮があったのではないかという懸念がある」と批判し、「裁判所の決定は検察と相当な見解の差があり受け入れ難く、深い遺憾の意を表す」と述べた。

◇福島近くの公海で10月初めに放射性物質調査 放出後では初

 海洋水産部の朴成訓(パク・ソンフン)次官は東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出に関する定例記者会見で、汚染水放出後では初めてとなる北西太平洋の公海での放射性物質調査に向け、韓国の船舶がこの日出発すると明らかにした。福島第1原発の東約500~1000キロの海域で10月1~4日ごろ海水を採取する計画だ。

◇チョ国元法相の妻が仮釈放 娘の不正入学事件で服役

 チョ国(チョ・グク)元法務部長官の妻で、娘の大学院不正入学を巡る業務妨害などの罪で服役していたチョン・ギョンシム元東洋大教授が仮釈放された。同氏は東洋大総長の表彰状を偽造し、娘の入試に有利になるよう不正に影響力を行使した罪などで起訴され、昨年1月に大法院(最高裁)で懲役4年が確定していた。現行の法律では、有期懲役を言い渡された者は刑期の3分の1が過ぎれば仮釈放の対象となる。チョン氏は健康問題を訴え、数回にわたって刑の執行停止を申請していた。

◇あすから中秋節の大型連休 駅やバスターミナルは早くも混雑

 6連休となる秋夕(中秋節、今年は9月29日)連休入りを翌日に控え、ソウル駅や江南高速バスターミナルは一足早く帰省する市民で混雑している。ソウル駅は27日早朝からスーツケースや土産袋を手にした帰省客でごった返した。同日の高速鉄道(KTX)釜山行き下り列車は、立席を含め全ての乗車券が売り切れた。

◇7月の出生数が2万人下回る 同月では過去最少

 統計庁が発表した「人口動向」によると、7月の出生数は1万9102人で前年同月比6.7%減少した。7月としては1981年の統計開始以来、初めて2万人を下回った。出生数は2015年12月以降、6年以上にわたり前年同月比で減少後、昨年9月に増加に転じたが、翌10月から再び減少が続いている。7月の死亡数は2万8239人で、8.3%増加した。前年同月比の死亡数は5月から増加が続いている。人口は9137人の自然減となった。死亡数が出生数を上回る人口の自然減は45カ月連続。


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