ソウル中央地裁は２７日未明、最大野党「共に民主党」の李在明（イ・ジェミョン）代表に対する逮捕状請求を棄却した。李氏を巡ってはソウル近郊の京畿道城南市の市長だった時期の都市開発事業で民間事業者に便宜を図り、城南都市開発公社に２００億ウォン（約２２億円）以上の損害を与えた容疑や京畿道知事時代に下着メーカー大手・サンバンウルグループを通じ巨額資金を北朝鮮側に不正に渡した疑惑に絡む容疑で検察が逮捕状を請求していた。
◇最大野党代表 逮捕状棄却で「司法府に感謝」
裁判所が検察の逮捕状請求を棄却し、逮捕の危機を免れた共に民主党の李在明代表は、待機していたソウル拘置所を出て「人権の最後のとりでという事実を明確に証明してくれた司法府に深く感謝申し上げる」と述べた。李氏は「政治とは常に国民の暮らしを助け、国の未来を開拓していくことだという事実を与野党、政府が共に忘れず、これからは相手を殺す戦争ではなく、国民と国のために誰がより多くの役割を果たせるかを競う真の意味の政治に戻ることを願う」と述べた。
◇アジア大会第４日 韓国が金４個追加
杭州アジア大会第４日の２６日、韓国は射撃、テコンドー、柔道、フェンシングで金メダルを１個ずつ、計４個を獲得した。国・地域別メダルランキングでは金１４、銀１６、銅１９で２位。韓国は射撃男子１０メートルランニングターゲットミックス団体で金メダルに輝いた。テコンドーでは女子５３キロ級決勝でパク・ヘジンが台湾選手に２―１で勝ち、優勝。柔道女子７８キロ超級ではキム・ハユンが優勝した。フェンシングの女子サーブル個人決勝では、尹智秀（ユン・ジス）が中国選手を１５―１０で下し、金メダルを獲得した。
◇北朝鮮国連大使「いつ核戦争起きるか分からない」 自衛力強化を表明
北朝鮮の金星（キム・ソン）国連大使は２６日（現地時間）、米ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会で一般討論演説を行い、「朝鮮半島はいつ核戦争が起きるか分からない一触即発の危機にひんした」として自衛力を強化する方針を表明した。金氏は「敵対勢力の無謀な軍事的冒険と挑戦が増えるにつれて国家防衛力強化のためのわれわれの努力も正比例するだろう」としながら、「国の自主権と安全を守ろうとする共和国（北朝鮮）の決心は絶対不変だ」と強調した。北朝鮮は核兵器を放棄しないとする従来の立場を改めて示したものと受け止められる。
◇中秋節連休の診療・調剤費 ３～５割増しに
保健福祉部は、９月２８日から１０月３日までの秋夕（中秋節、今年は９月２９日）連休期間に病院や薬局を利用する場合、通常より費用が３０～５０％割り増しになる「土曜日・夜間・公休日診療費加算制度」が適用されると発表した。この制度は医療機関が夜間や土曜日の午後、日曜・祝日に診療や調剤を行う場合、病院や薬局の職員の超過勤務に対する補償として診療費や調剤費を加算して受け取ることができるようにしたものだ。これにより、夜間または休日に応急処置や手術を受けた場合には診療費に５０%の加算金が付く。医院で簡単な縫合などを受けた場合も通常より診療費を３０%多く負担しなければならない。
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