韓国首相が「杭州」に到着…「習主席と会談」の予定

韓国のハン・ドクス（韓悳洙）首相は23日午前、アジア大会が開催される中国の杭州に到着し、1泊2日の公式日程に突入した。

中国官営CCTV（中国中央テレビ）は「ハン首相はアジア大会の開幕式と関連行事に参加するため、23日午前の航空機で杭州の蕭山国際空港に到着した」と報じた。

CCTVは、ハン首相の到着を伝えるにあたり、「遠くから友が訪ねてきた」という意味の「有朋自遠方来」というタイトルをつけた。

中国当局は、雨が降っているにもかかわらず空港で軍の儀仗（ぎじょう）隊はもちろん、こどもたちと大学生を動員し歓迎式も開いた。また空港には、中国国家体育総局の高志丹局長やケイ海明駐韓中国大使などが出迎えた。

CCTVは放送を通じて「両国は隣人であり、友好的な往来をするなど長い歴史を持っている」とし「1992年の修交以降、中韓関係は世界人が注目する発展の成果を収め、両国と両国の人民に福祉をもたらしただけでなく、地域の平和と安定にも重要な貢献をした」と報じた。

ハン首相はこの日、習近平中国国家主席が主宰する参加国代表の昼食会に出席し、つづいて開幕式が始まる前の午後5時30分（日韓時間）に習主席と会談する予定である。面談の時間や場所・テーマなどは伝えられていない。

ハン首相は習主席との会談で「韓日中首脳会議のすみやかな開催を希望する」というメッセージを伝える予定である。