8月31日から尹政権への抗議のハンガーストライキを続け、体調悪化により入院している李在明氏=21日、ソウル(聯合ニュース)
8月31日から尹政権への抗議のハンガーストライキを続け、体調悪化により入院している李在明氏=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は22日、自身に対する逮捕同意案が国会で可決されたことについて、「検事独裁政権の暴走を止め、民主主義を守らなければならない」とのコメントを出した。

 李氏は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の暴政と戦う政治集団は民主党」として、「民主党が崩壊すれば検察独裁の暴圧はさらに強まり、その被害は国民に及ぶ」と強調。「検事独裁政権による民主主義と平和の破壊を止められるよう民主党に力を集めてほしい」と呼びかけた。

 李氏を巡ってはソウル近郊の城南市長だった時期の都市開発事業で民間事業者に便宜を図り、城南都市開発公社に200億ウォン(約22億円)以上の損害を与えた容疑や京畿道知事時代に下着メーカー大手・サンバンウルグループを通じ巨額資金を北朝鮮側に不正に渡した疑惑に絡む容疑で検察が逮捕状を請求した。国会は21日に李氏の逮捕同意案の採決を行い、賛成多数で可決した。共に民主党は国会で過半数の168議席を持つが、多数の造反者が出たとみられる。

 李氏は8月31日から尹錫悦政権への抗議のハンガーストライキを続け、現在は体調悪化により入院している。


Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40