1回目の逮捕状請求が棄却され、警察署の前で取材に応じるユ・アインさん(資料写真)=(聯合ニュース)
1回目の逮捕状請求が棄却され、警察署の前で取材に応じるユ・アインさん(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地検は18日、違法薬物を常習的に使用していたとして麻薬類管理法違反や証拠隠滅教唆などの容疑で俳優のユ・アインさん(36)の逮捕状を請求した。

 ユさんの逮捕状は5月にも請求されたが、証拠隠滅や逃亡の恐れがあると断定するのは難しいとしてソウル中央地裁が請求を棄却した。

 検察の関係者によると、ユさんはあちこちの病院を回りながら常習的に医療用麻薬類を違法に使用し、麻薬類に指定されている睡眠導入剤を他人名義で取得したほか、知人らと集団で海外に渡り、麻薬類を使用していたという。

 また「共犯者や周辺の人たちと捜査状況をリアルタイムで共有しながら証拠を隠滅し、共犯者を海外に逃亡させたり、供述を翻すよう懐柔、脅迫したりするなど司法手続きを妨害しており、罪質が重大と判断した」と説明した。

 検察によると、ユさんは2020年からソウル周辺の病院で美容施術の麻酔を口実に約200回、計5億ウォン(約5570万円)相当のプロポフォールなどの麻酔薬を購入、使用していた疑いが持たれている。

 数十回にわたって他人名義で睡眠導入剤約1000錠を取得して使用し、今年1月に知人らと4人で渡米し、コカインや大麻などを使用した疑いも持たれている。

 検察は6月の書類送検から約3カ月にわたり補完捜査を行い、ユさんが知人に証拠隠滅を指示し、米国で同行者に大麻使用を強要した容疑を追加で確認した。


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