崇礼門(南大門)放火事件を捜査しているソウル南大門警察署は15日、崇礼門の無人警備を任されていたKTテレコップ本社の家宅捜索を行った。4時間あまりにわたり行われた捜索で、ダンボール2箱分の各種書類とノートパソコンなどが押収された。
 KTテレコップは崇礼門に赤外線感知器12台と監視用テレビカメラ4台を設置し、中区庁職員のいない午後8時から翌日午前10時まで無人警備を行っていた。警察は同社の対応の遅れや過失がなかったかを確認するため、事件当日の侵入警報が鳴った時刻や出動時刻など初期対応関連データ、ソウル・中区庁との契約関連書類、無人警備システムの作動・管理状態に関するデータなどを重点的に押収したという。警察関係者は、同社が契約通り警備業務を履行したのかに重点を置いており、違法の事実が明らかになれば刑事処罰も検討する方針だと話している。

 KTテレコップは昨年、文化財庁と「文化財守護」協約を結び、社会貢献活動の一環として崇礼門のほかにも興仁之門(東大門)、全州の豊南門などの無人警備サービスを無料で提供している。

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