一般国民が参加する同訓練は、「民防空訓練」とも呼ばれる空襲に備えた避難訓練と、地震や火災などの災害に備えた避難訓練に分かれている。空襲に備えた訓練の実施は2017年8月以来、6年ぶり。
一般国民が参加する全国規模の民防空訓練がしばらく実施されなかったため、国民に緊急時対処の準備ができていないとの指摘があり、今回の訓練実施が決まった。
訓練は空襲警報発令、警戒警報発令、警報解除の順で行われる。
午後2時に全国で訓練用の空襲警報が鳴る。警報発令後は近くの「地下退避所」など安全な場所に避難しなければならない。一部の道路では交通が規制され、運転中の場合は警察の指示に従い道路の端に停車し、消防車や救急車、軍用車両などが通行できるようにする。
2時15分に警戒警報に切り替われば、避難場所から外に出て、警戒態勢を維持しつつ移動することができる。空襲警報が発令されてから警戒警報に切り替わるまでの15分間は地下鉄を下車しても駅の外に出ることはできない。2時20分の警報解除で訓練は終了する。
交通規制は午後2時から2時15分まで全国の216か所で行われる。ソウルでは世宗大路、国会大路、東一路の3か所で交通が規制される。
国民の不便を最小限にとどめるため、病院や医院の運営、地下鉄・鉄道の運行、航空機・船舶の運航は通常通り行われる。
7月の集中豪雨や台風6号の被害を受け、特別災難(災害)地域に指定された57地域は訓練から除外される。
Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40