不特定多数が利用する施設を見回る警察(資料写真)=(聯合ニュース)
不特定多数が利用する施設を見回る警察(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で7月21日に刃物を使った無差別殺傷事件が起きて以降、インターネット上で殺人予告の投稿が相次いでおり、警察庁国家捜査本部は今月18日午前までに399件の投稿を確認し、173人の投稿者を検挙したと発表した。うち20人を逮捕した。

 国家捜査本部によると、検挙した投稿者の約半数を10代が占める。刑事処罰を受けない14歳未満の「触法少年」も少なくないようだ。

 15日にはSNS(交流サイト)に、ソウルの高尺スカイドームで開催されるアイドル歌手のコンサートで刃物を振り回すとの投稿があり、警察官39人が出動して夜中まで一帯の捜索に当たった。投稿した11歳の小学生は16日に検挙され、17日にソウル家庭裁判所少年部に送致された。

 悪ふざけで投稿された殺人予告も多いとみられるが、警察としては万一に備えて大勢の捜査・捜索人員を投入するしかない。結果的に治安を守るための労力が著しく浪費される。

 警察は触法少年でも犯罪容疑が認定されれば管轄裁判所の少年部に送致し、保護処分を受けさせる方針だ。


Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40