国防総省のライダー報道官はこの日の会見で、韓米日首脳会談の軍事的意味について「この歴史的会談は、この関係がわが国のみならず国際安全保障にとってどれほど重要かを実際に証明する」と述べた。
ライダー氏は、会談の成果が3カ国の関係を新たなレベルに引き上げるだろうとした上で、「われわれは引き続き(3カ国軍の)相互運用性を改善するために共に努力できる方法を模索している」と明らかにした。韓米日3カ国の合同軍事演習の具体的内容に関する言及はなかった。
3カ国の協力強化は中国を狙ったものかとの質問には「特定の国を狙ったものではない」とする一方、「もし(他の国に)強圧を加え、不安定さを助長したり主権を侵害しようとしたりする国があれば、われわれはそのような活動を防ぐために他国と協力したい」と述べた。
ライダー氏は、韓米が21日から行う定例合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(UFS)」について「防御的性格という点を理解することが非常に重要だ」としながら「合同演習の意図は、同盟に対するわが国の防衛公約履行を可能にし、われわれ(韓米両国軍)の協業を可能にすることにある」と説明した。
韓国情報機関の国家情報院が、韓米日首脳会談や韓米合同軍事演習に合わせて北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射などの挑発を準備していると分析したことについては、情報事案には言及しないとしながらも、北朝鮮が「挑発してきた歴史がある」とした。
続けて「われわれは潜在的敵対行為を抑止し、域内の安定と安保を保障するために同盟である韓国と日本、域内の他のパートナーや同盟と堅固な意思疎通を維持する」と強調した。
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