尹大統領はこの日、ソウルのイファ(梨花)女子大学の大講堂で開かれた “第78周年光復節(8・15:日本の植民地支配から解放されたことを祝う日)記念式”の慶祝の辞で、先のように言及し「同時に、北朝鮮政権が核とミサイルではなく対話と協力の道へと進み、北朝鮮住民の民生を増進させることができるよう、国際社会と協力していく」と語った。
「大胆な構想」とは、北朝鮮が核開発を中断し実質的な非核化へと転換する場合、その段階に応じて北朝鮮の経済と民生を画期的に改善できる方案として、尹政府が提案したものである。
尹大統領は昨年の光復節記念式で「北朝鮮の非核化は、朝鮮半島と北東アジアそして全世界の持続可能な平和において必須なものだ」として “大胆な構想”を提案した。
大胆な構想には「大規模な食糧供給プログラム」「発電・送配電のインフラ支援」「国際交易のための港湾・空港の現代化プロジェクト」「農業の生産性引き上げのための技術支援プログラム」「病院・医療インフラの現代化支援」「国際投資および金融支援プログラム」などが盛り込まれている。
尹大統領は、これらを実現するための国際社会との協力も、あらためて強調した。
尹大統領は「朝鮮半島とインド太平洋地域の安保は、大西洋・欧州地域の安保とも深く関わっている」とし「したがって、NATO(北大西洋条約機構)との協力強化も非常に重要だ」と語った。
つづけて「韓国の安保は、インド太平洋地域の安保・大西洋と欧州の安保・グローバル安保と同じ軸線上にある」とし「韓国が国際社会において全方位的に責任外交と貢献外交を遂行するのは、世界の自由・平和・繁栄に寄与すると同時に、まさに韓国の自由・平和・繁栄を築く道だ」と語った。
また尹大統領は「政府がODA(公的開発援助)や国際開発協力・ウクライナの自由と平和のための支援に財政を投入し力を注いでいるのは、究極的には韓国の自由・平和・繁栄に結び付くためだ」と付け加えた。
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