また、韓米同盟について「普遍的価値で結ばれた平和の同盟であり、繁栄の同盟だ」と述べ、「朝鮮半島や域内において韓米日の安保協力の重要性が日増しに高まっている」と言葉に力を込めた。
北朝鮮の核とミサイルの脅威を遮断するには韓米日3カ国間での緊密な偵察資産(兵器)協力と北朝鮮の核・ミサイル情報のリアルタイム共有が必要だとし、「日本が国連軍司令部に提供する7か所の後方基地は、北の南侵(韓国侵攻)の最大の抑止要因になっている」と語った。
尹大統領と米国のバイデン大統領、日本の岸田文雄首相は18日(現地時間)に米ワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドで3カ国首脳会談を開く。
尹大統領は「3日後の韓米日首脳会談は朝鮮半島とインド太平洋地域の平和と繁栄に寄与する3カ国協力の新たな里程標になるだろう」と期待を示し、「韓国の安保はインド太平洋地域の安保、大西洋と欧州の安保、世界の安保と同じ線上にある」と説明した。
対北朝鮮関係については、「(韓国政府が掲げる北朝鮮非核化ロードマップの)『大胆な構想』を揺るぎなく稼働させ、圧倒的な力で平和を構築する」と述べた。北朝鮮の政権が核やミサイルではなく対話と協力の道へ進み、北朝鮮住民の生活を向上させられるよう、国際社会と連携していくとした。
演説では「反国家勢力」への批判も口にした。
尹大統領は「共産全体主義に盲従し、操作扇動で世論を歪曲(わいきょく)し、社会をかく乱する反国家勢力が依然として横行している」とし、「自由民主主義と共産全体主義が対決する分断の現実において、反国家勢力の動きは容易には消えないだろう」と述べた。
共産全体主義勢力は常に民主主義運動家、人権運動家、革新主義活動家に偽装し、虚偽の扇動と野卑で人倫に外れた工作を行ってきたとしながら、「このような共産全体主義勢力、その盲従勢力、追従勢力に決してだまされたり屈服したりしてはならない」と強調した。
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