韓国のオ・セフン(呉世勲)ソウル市長(画像提供:wowkorea)
韓国のオ・セフン(呉世勲)ソウル市長(画像提供:wowkorea)
韓国のオ・セフン(呉世勲)ソウル市長は「『核は核でしか抑止できない』というのは、国際政治の基本常識だ」と主張した。

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オ市長は11日、フェイスブックを通じて「北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記が(地図上の)ソウルを指し、攻勢的戦争準備を指示したという。(妹である)キム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党中央委員会副部長による昨年の『ソウルは的(まと)』発言につづき、ソウル市民の安全に責任を持った市長としては我慢できない妄言であり、重大な平和への脅威だ」とし「彼らが信じるのは、ひとえに核兵器だ」と主張した。

つづけて「国民もいまや北核脅威を肌で感じ、多数が核武装に賛成している」とし「われわれにとって韓米同盟は大切な安保資産だが、いつまでも彼らの手にわれわれの運命を委(ゆだ)ねることはできない」と伝えた。

オ市長は「北朝鮮が核弾頭と大陸間弾道ミサイルを保有している状況で、米国が北朝鮮との核戦争を覚悟してわれわれを守ってくれると、100%確信できるだろうか」とし「しかも、かつて『在韓米軍の撤退』を主張したドナルド・トランプ前米大統領が再執権する可能性もある」と説明した。

つづけて「当然米国を信頼はするが、4年ごとの米大統領選を注視しながら気をもむようなことが、独立国の運命として望ましいことなのだろうか」とし「誰がみても、われわれが自らの力で韓国を守る力を確保することが何よりも重要だ」と力説した。

オ市長は「このような状況にもかかわらず、一部では核武装の議論自体をタブー視している」とし「米ワシントンの朝野でも『北核脅威が現実化した状況では、韓国の核武装を容認すべきだ』という声も出始めている」と伝えた。

つづけて「われわれも核問題において、保守と革新に分かれ ”結論ありき”で争うのではなく、実質的に脅威を解消するための戦略的選択を共に悩むべきだ」と強調した。

オ市長は「真摯な社会的論議を経て、自体核武装論を進化・発展させる時がきた」とし「このような話合い自体が、北朝鮮はもちろん米国と中国に送る強力なメッセージになる。これにより、われわれの外交・安保的選択肢は広がっていくだろう」と付け加えた。

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