トスバンクはコロナ禍の最中に開業し、世界的な景気低迷やインフレ、高金利などの厳しい環境に直面したが、金融包摂を重視し、顧客目線で新しい銀行体験を提供した。今後も健全性と損失吸収能力を高め、収益性に基づく経営安定性も強化する方針だ。
トスバンクは下半期にはチョンセ(入居者が一括で保証金を預けて住宅を借りる賃貸方式)資金融資を開始する予定だ。また、インターネット銀行と地方銀行が協力する「共同融資」などで与信ポートフォリオを充実させる。利子収入の規模と信用の質を向上させる見通しだ。
非利子収入の規模も拡大している。インターネット銀行として初めて発表した「WM事業」は、7月末時点で累積販売額が2兆5000億ウォン(約2740億円)に達し、韓国投資証券やハンファ投資証券、KB証券、未来アセット証券などにも事業が広がっている。トスバンクは最近、外国為替事業の拡大に向けて必要なライセンスも取得した。
一方、トスバンクの加入者数は7月末時点で700万人を超えた。1日平均で1万1000人の新規顧客が増えている。実際にサービスを利用している顧客は10人中8人(76%)に上っている。
トスバンクの関係者は、「インターネット専門銀行として最も遅く開業したトスバンクがこのような成果を出せたのは、お客様の信頼と応援があったからだ」とし、「企業ミッションである『以前には戻れない新しい銀行経験』を実現し、成長性と安定性を持続するために努力する」と語った。
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