台風６号で１人死亡・１人行方不明　今後さらなる被害予想＝韓国

【ソウル聯合ニュース】台風６号は１０日午前に韓国南部に上陸し、朝鮮半島を縦断している。同日午後５時までに台風による死者が１人確認されたほか、１人が行方不明になっている。　死者は南東部・大邱市軍威郡で発生した。同日午後１時１０分ごろ、６０代の男性が心停止状態で見つかり病院に搬送されたが、死亡が確認された。洛東江流域の同郡には午後２時に洪水警報が発令されており、正午ごろから「家族と連絡が取れない」「祖母が孤立した」などの通報が２０件以上あった。　また同市達成郡では午後１時４５分ごろ、電動車いすに乗った人が溝に落ちたとの通報があった。警察は行方不明になったこの６０代男性を捜索している。　台風の北上とともに、全国の消防などに水害や事故関連の通報が相次いでおり、被害は大幅に増えるとみられる。　政府の中央災難（災害）安全対策本部によると、午前１１時現在、大雨の危険地域などから一時的に避難している人は１２広域自治体の計１万６４１人。