韓国　きょうのニュース（８月１０日）

◇台風１６号が韓国上陸　航空便欠航・列車運休　台風６号が強い勢力を維持したまま１０日午前に韓国南部に上陸し、韓国を縦断する見通しの中、全国で列車の運休や航空便の欠航が相次いでいる。前日から３００ミリ前後の雨が降った南部地方では、浸水、落石、集落の孤立などの被害が発生している。午後５時までに死者１人、行方不明者１人が確認されている。◇中国政府が訪韓団体旅行を解禁　「ＴＨＡＡＤ報復」以来約６年ぶり　中国政府は、韓国や日本、米国を含む世界７８カ国への自国民の団体旅行を新たに解禁すると発表した。米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル（ＴＨＡＡＤ、サード）」の韓国配備を機に中断していた中国人の訪韓団体旅行が、約６年ぶりに完全に再開される。中国は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、２０２０年１月から海外への団体旅行を禁止していたが、今年２月に解禁し、段階的に対象国を増やしてきた。◇韓日議連会長に懲役６カ月の実刑判決　盧元大統領の名誉毀損で地裁　ソウル中央地裁は、故盧武鉉（ノ・ムヒョン）元大統領の名誉を毀損（きそん）したとして死者名誉毀損罪などに問われた与党「国民の力」の鄭鎮碩（チョン・ジンソク）国会議員に対し、検察の求刑（罰金５００万ウォン＝約５５万円）を上回る懲役６カ月の判決を言い渡した。ただ、法廷での身柄拘束はしなかった。この判決が確定すれば、鄭被告は関連法により議員の職を失う。同被告は韓日議員連盟会長を務める与党の重鎮。◇元法相の娘　不正入学で検察が在宅起訴　　ソウル中央地検は、子どもの不正入学に関わった罪などで実刑判決を受けた曺国（チョ・グク）元法務部長官の娘、曺ミン氏を虚偽作成公文書行使や業務妨害などの罪で在宅起訴した。曺国氏は文在寅（ムン・ジェイン）前大統領の側近で、前政権で法務部長官などを務めた。曺ミン氏は母親のチョン・ギョンシム元東洋大教授（業務妨害などの罪で服役中）と共謀し、２０１４年に釜山大医学専門大学院に虚偽で作成した入学願書や、偽造した東洋大総長の表彰状を提出した罪などに問われている。◇韓国の２３年成長率見通し　１．５%に据え置き　政府系シンクタンクの韓国開発研究院（ＫＤＩ）は経済見通しを発表し、韓国の２０２３年の実質国内総生産（ＧＤＰ）成長率を１．５%と予想した。５月時点の見通しから変動なし。２３年の消費者物価上昇率は前回見通しの３．４%から３．５%に上方修正した。