韓国KT、CEO選定で経営正常化へ…第2四半期は好業績(画像提供:wowkorea)
韓国KT、CEO選定で経営正常化へ…第2四半期は好業績(画像提供:wowkorea)
韓国の通信大手KTが第2四半期に好業績を達成し、最高経営責任者(CEO)の最終候補者を決めたことで、経営正常化に向けて前進しているとみられる。

 韓国の大信証券は8日、報告書で「KTの第2四半期売上高は6兆5000億ウォン(約7000億円)、営業利益は5800億ウォン(約632億円)と推定値を上回った。5Gサービスは普及率67.5%で36か月連続1位、占有率は30.2%を維持した」と明らかにした。投資判断は買い、目標株価は4万4000ウォン(約4797円)としている。

 一方、KTは昨年末からCEOの選任問題で揺れてきた。この影響で、好業績や将来性にもかかわらず、株価は3万8000ウォンから2万9000ウォンまで20%以上も下落した。しかし、CEO不在でも第1四半期に良好な業績を出し、第2四半期にも堅調な成績を残した。さらに、6月末に開催された臨時株主総会で新たな取締役会が発足し、8月初めにCEO最終候補者としてLG CNSのキム・ヨンソプ(金永ソプ)元代表が選ばれた。

 大信証券のキム・フェジェ研究員は、「最終候補に選任されたLG CNSのキム・ヨンソプ(金永ソプ)元代表はLGユープラスとLG CNSなどで、情報通信技術(ICT)分野の経験と経営能力を全て認められている。そのため、臨時株主総会で正式に選出される可能性が高いと判断する」と述べた。

 また、「株主還元策も強化されているが、2月から始まった1000億ウォン規模の自社株買いが最終段階に入っている。2023年以降の配当政策は提示しなかったが、従来のように別途基準経常当期純利益の50%以上の配当が予想される」と付け加えた。
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