韓首相はきょう政府ソウル庁舎で主宰した国務会議で、「残念ながら、セマングム野営場が台風の影響圏に入ると予想されるため、ジャンボリー自然災難非常対策計画の稼働に伴う分散移動措置を決定した」と述べた。
きょうジャンボリー組織員会などによると、世界スカウトジャンボリーに参加した156か国の約3万6000人はバス1022台を利用し移動する。政府が確保した宿所はキョンギ(京畿)66か所、チュンナム(忠南)18か所、ソウル17か所、インチョン(仁川)8か所、チュンブク(忠北)7か所、テジョン(大田)6か所、セジョン(世宗)3か所、チョンブク(全北)3か所の計128か所だ。
組織委は警察の協力を得て隊員らが乗ったバスをエスコートし、宿所周辺の巡察も実施する予定だ。警察は最高非常令の「甲号非常」を発令し、高速道路の出入り口と営地の内・外郭の主な地点で集中交通管理を実施する。
隊員らが全国に分散することで、11日にソウルで開かれるK-POP公演と閉営式では交通混雑が予想される。隊員らは11日にソウルで開かれるK-POPコンサートを見るため再びソウルに終結した後、再び宿所に戻る予定だ。
韓首相は、「気象条件などにより難関が続いているが、困難を分かち合い共に克服していくスカウト精神は継続するだろう」とし、「安全で意味のあるジャンボリーをつくるための中央、地方政府の努力に軍と自治体、公共機関と企業、そして国民の皆さんが協力してくれている」と話した。
また、「政府は今回のジャンボリー大会が有終の美を飾れるよう最後まで最善を尽くす」とし、「全国各地でジャンボリー活動を続ける隊員らに多くの激励を送ってほしい」と求めた。
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