7日、台風6号の予想進路を注視する首都圏気象庁の予報官(資料写真)=(聯合ニュース)
7日、台風6号の予想進路を注視する首都圏気象庁の予報官(資料写真)=(聯合ニュース)
◇台風6号の上陸・縦断を警戒 政府が非常対応体制 行政安全部は、台風6号が北上を続け10日午前に韓国に上陸すると予想されることから、7日午後6時、中央災難(災害)安全対策本部の非常対応レベル第2段階を稼働した。韓国全域に直接的な影響を及ぼすおそれがあるため、第1段階を経ず、第2段階の対応とする。4段階ある危機警戒レベルも最も低い「関心」から上から2番目の「警戒」に、2段階引き上げた。気象庁によると、台風6号は強い勢力を保ったまま北上し、10日午前に南東部・慶尚南道の南沿岸に上陸して内陸部を北に進み、11日明け方に北朝鮮へ移動すると予想される。◇世界スカウト大会 尹大統領が「非常対策班」稼働指示 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は7日、台風6号の接近を受け、南西部・全羅北道セマングムで開催中のボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー」の政府非常対策班を稼働し、参加者に対するコンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)を滞りなく実施するよう韓悳洙(ハン・ドクス)首相に指示した。尹大統領は対策班を中心に大会参加者の首都圏への輸送、宿泊先と食料の提供、参加者のための文化体験プログラムの準備などに万全を期すよう命じた。◇「立秋」も暑さ続く 一部地域で夕立 暦の上で秋の始まりとなる「立秋」の8日も、全国の大部分の地域で体感温度が35度以上の厳しい暑さが続く見通しだ。最高気温は26~37度の予報。江原道東部と慶尚北道北東の山間部を除くほとんどの地域に猛暑注意報・警報が発令されている。また、大気が不安定でところにより夕立が降ると予想される。忠清南道と全羅道を中心に突風や雷を伴って1時間に30ミリ前後の非常に強い雨が降るところがある。雨がやむと再び気温が上昇して蒸し暑くなり、都心と沿岸部を中心に熱帯夜となるところが多くなりそうだ。◇女性労働者の給与「男性の6割」 年間約218万円の格差 国会企画財政委員会に所属する最大野党「共に民主党」の陳善美(チン・ソンミ)議員が国税庁から提出を受けた資料によると、2021年に給与所得者1995万9000人が申告した給与総額は803兆2086億ウォン(約87兆5000億円)だった。このうち、男性1112万人の給与総額は543兆1903億ウォンで、全体の67.6%を占めた。1人当たりの平均年間給与は男性が4884万9000ウォン、女性が2942万7000ウォンで、性別によって2000万ウォン(約218万円)近い格差があった。◇授業妨害する生徒の生活指導 具体的方法を規定へ 児童・生徒による授業の妨害が問題となる中、教育部は8日、ソウル市内のホテルで梨花女子大校内暴力予防研究所の主管により「教員の生活指導に関する告示(案)」準備のためのフォーラムを開催する。教育部は昨年12月に「小・中等教育法」、今年6月に同法施行令をそれぞれ改正し、教員の生活指導権限を法制化。生活指導の具体的な範囲や方法などは告示で規定することを決めた。告示には授業を妨害した子どもたちを後ろで立たせるほか、退室、反省文の作成、保護者との面談など具体的な指導方法が盛り込まれると期待される。
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