韓国検察、セマウル金庫中央会長に金品授受疑惑で拘束令状請求(画像提供:wowkorea)
韓国検察、セマウル金庫中央会長に金品授受疑惑で拘束令状請求(画像提供:wowkorea)
韓国検察は、セマウル金庫中央会に関する不正疑惑の捜査を進めており、同金庫のパク・チャフン(朴且訓)中央会長(66)に対し、金品授受の疑いで拘束令状を請求した。

 韓国の法曹関係者によると、ソウル東部地検刑事6部は4日、特定経済犯罪加重処罰法に基づく収賄容疑で朴氏に対する拘束令状を請求した。朴氏は3日、検察に被疑者身分で出席し調査を受けた。拘束前の被疑者尋問は、今週中ソウル東部地裁で行われる予定だ。

 検察は、セマウル金庫の職員が大規模なプロジェクトファイナンス(PF)の融資手数料を着服した疑惑を起点に、ファンドへの出資に関する特恵の疑惑まで捜査を広げてきた。

 また、検察は6月に、3000億ウォン(約325億円)規模のセマウル金庫ファンドの出資を受ける見返りに、資産運用会社S社から巨額の裏金を受け取ったとされるMキャピタル(旧ヒョソンキャピタル)のチェ副社長(44)と、融資を実行したセマウル金庫中央会企業金融部のチェ次長(43)を拘束起訴している。

 金融投資業界では、S社以外の別の業者もファンドへの出資に対して特恵を受けたとか、セマウル金庫中央会の高位幹部が関与したという疑惑が浮上している。先に拘束された2人も、朴氏の側近として知られ、チェ副社長は過去に朴氏の運転手を務めていた。

 検察は先月、PF融資の過程で特定の業者に特恵を与えた疑いがあるセマウル金庫中央会信用共済のリュ・ヒョク代表取締役(60)に対する拘束令状も請求したが、裁判所によって棄却された。
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