韓国公取委、大手芸能事務所をアルバムとグッズの抱き合わせ販売で調査(画像提供:wowkorea)
韓国公取委、大手芸能事務所をアルバムとグッズの抱き合わせ販売で調査(画像提供:wowkorea)
韓国の公正取引委員会(公取委)は、大手芸能事務所が歌手のアルバムにフォトカードなどのグッズを抱き合わせて販売している疑惑について、現場調査を実施した。不公正取引行為に当たる可能性があるとみている。

 2日、韓国の芸能界関係者によると、公取委は最近、SMエンタテインメント、JYPエンターテインメント、YGエンターテインメントなど大手芸能事務所を相次いで訪れ、現場調査を行った。

 公取委は、3社がフォトカードなどのアイドルグッズとアルバムを抱き合わせて販売したか調査した。韓国では、アイドルのアルバムにメンバー別のフォトカードをランダムに封入することが一般的だ。ファンは自分の好きなメンバーのフォトカードを集めるために、同じアルバムを何枚も購入することがある。

 公正取引法では、商品を販売しながら異なる別商品を抱き合わせて販売することは不公正取引行為に該当する可能性がある。競争を制限するかどうかや通常の取引慣行に反するかどうかなどを基準に判断される。

 公取委の担当者は、「調査中であり具体的な内容は明らかにできない」と述べた。

 公取委は今年1月に主要業務推進計画を発表し、オンライン市場での購買取り消し妨害などの不公正行為に対する点検を強化すると表明した。アイドルのグッズや玩具などが対象となっている。また、大手芸能事務所が製作業者に対してパワハラ(下請け法違反行為)を行っていないかも調べている。
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