統一部は拉致被害者や拘束者、国軍捕虜問題を担当する対策班を長官の直属組織として新設する方針を表明しており、面会はこれら問題の解決への意志を強調する狙いがあるとみられる。
金氏は就任式で、「(朝鮮戦争などで生き別れになった南北の)離散家族や拉致被害者、拘束者、国軍捕虜問題は(南北)分断による人道問題でもあるが、北の当局がわれわれの国民に与えている人権問題でもある」として、「人権の実現という基本的な国家の責務も果たせるようさまざまな解決策を模索しなければならない」と強調。先月31日には記者団に対し、「拉致被害者や拘束者、国軍捕虜の問題にもっと関心を持たなければならない」と述べ、解決に取り組む姿勢を示していた。
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