1日、バチカンで会談する韓国の朴振外交部長官(左)とローマ教皇庁のパロリン国務長官(韓国外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
1日、バチカンで会談する韓国の朴振外交部長官(左)とローマ教皇庁のパロリン国務長官(韓国外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【バチカン聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は1日(現地時間)、ローマ教皇庁(バチカン)を公式訪問し、首相に相当するパロリン国務長官、外相に相当するギャラガー外務局長とそれぞれ会談した。

 韓国外交部によると、朴氏はパロリン氏との会談で、韓国とバチカンの国交樹立60周年を記念する事業について説明し、バチカンの協力を要請した。また、フランシスコ教皇が朝鮮半島の平和を支持していることに謝意を表明。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の対北朝鮮政策「大胆な構想」や北朝鮮の相次ぐ挑発行為、深刻な人権状況などを説明した。パロリン氏は北朝鮮問題の改善のため努力していく意向を示した。

 朴氏とギャラガー氏の会談では双方の友好協力関係をさらに強化することで一致した。ギャラガー氏は朝鮮半島の平和構築に向けた韓国政府の努力を評価し、尹大統領の「大胆な構想」を支持するとして、協力を続ける考えを示した。両氏は難民問題やウクライナ戦争などについても意見交換した。

 韓国外相がバチカンを公式訪問するのは5年ぶりとなる。


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