日本旅行中、20代韓国人男性が行方不明＝韓国

日本にバックパック旅行に出かけ、連絡が途切れた27歳の韓国男性ユン・セジュン氏の着衣などが公開された。

韓国中央大阪総領事館は27日午後、ユン氏の個人情報と人相や着衣、行方不明地域などが盛り込まれたビラを公開し、情報提供を要請した。

1996年生まれのユン氏は、ことし5月9日バックパック旅行で、一人で日本に入国した後、6月8日午後9時4分ごろ、和歌山県にあるゲストハウスに移動している間、実姉との通話を最後に現在まで連絡が取れていない。

KBSによると、当時ユン氏は姉に電話をかけて「ゲストハウスに向かっているが、雨がたくさん降っていて暗い」とし「到着するまで通話しよう」と話し、30分間通話を続けた。ユン氏と姉は、ゲストハウスに到着後の夜9時ごろにメッセージをやりとりして会話を終えた。

ユン氏の姉は「電話でも、メッセージでも身元や旅行計画に関する特別な言及はなかった」と話した。

身長175cmほどのユン氏は、やせ型な方ではなく、右頬に小さな傷がある。

中央大阪総領事館の捜査依頼で、ユン氏の捜索願を受けた現地警察は、先月16日公開捜査に転換し、ユン氏の最後の足取りとなる和歌山県宿舎近隣をヘリとボートで捜索をおこなった。

しかし、ユン氏の行方の手がかりとなるものは見つからなかった。

韓国警察もユン氏のカード使用履歴などを確認したが、6月8日以降クレジットカードを使用したり現金を出金した記録は見つからなかったと伝えられた。

外交部はこの日、定例会見で「われわれ公館は、現地警察に（ユン氏に対する）捜査と捜索を積極的に依頼しており、現地警察の捜査進行状況を家族に伝達するなど、必要な情報を随時提供している」と明らかにした。