中国代表団の訪朝　「平和に寄与する中朝関係期待」＝韓国外交部

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が「戦勝節」と呼ぶ朝鮮戦争休戦協定の締結日（２７日）の記念行事に中国代表団を招待したことについて、韓国の外交部当局者は２５日、記者団に「中朝関係が朝鮮半島の平和と安定に寄与する方向へ進むことを期待する」と述べた。　中国側が今回の訪朝について、外交ルートを通じて韓国側に事前に通知したかどうかに関しては、「両国は必要な意思疎通を行っている」と述べるにとどめた。　北朝鮮の朝鮮中央通信は２４日、中国共産党の李鴻忠政治局員を団長とする中国共産党と政府代表団が戦勝節７０年の記念行事に出席するため訪朝すると報じた。北朝鮮が新型コロナウイルス対策で２０２０年に国境を封鎖してから外国要人を招くのは初めて。外部との人的交流を再開する可能性がある。　韓国などの周辺国は中朝の人的交流の再開が朝鮮半島情勢に与える影響などを注視するとともに、中国に対し、朝鮮半島の平和と安定に向けて建設的な役割を果たすよう促すとみられる。