中国・チチハル市、中学校での“屋根崩落事故”生徒が犠牲に…市長「深い哀悼の意を」=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国・チチハル市、中学校での“屋根崩落事故”生徒が犠牲に…市長「深い哀悼の意を」=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国・黒竜江(こくりゅうこう)省チチハル市にある中学校で23日午後に発生した屋根崩落事故に関して、市当局は24日夜、記者会見を開いて事故の状況について報告した。

記者会見が始めるとまず、全員が起立し3分間の黙とうを行った。

チチハル市の瀋市長は同会見で「今回の事故でコーチと生徒、計11人の大切な命が奪われた」とし、「犠牲者に深い哀悼の意を示し、遺族の方々、負傷者及びそのご家族の方々、そして社会に対し謝罪の意を伝える」と話した。

同会見で伝えられた内容によると、事故当時、チチハル市第三十四中学の体育館では同校の女子バレー部による合宿練習が行われていた。その場には部員17人とコーチ2人がいた。同日午後2時56分(現地時間)に消防救助隊に体育館の屋根が崩落したとの通報が入った。救助隊が現場に到着した時には、4人の部員は自力で脱出し、残り15人は閉じ込められている状態だったという。

体育館の建築面積は1200平方メートルで高さは13.8メートル。建物の屋根全部が崩れ落ち、現場はがれきで埋め尽くされていた。救助隊は二次被害が発生しないよう手作業でがれきを取り除きながら15人の捜索を行った。

事故発生後19時間となる24日午前10時までに15人全員が救出されたが、11人の死亡が確認された。残りの4人は命に別状はなく、現在病院で治療を受けている。

これまでの調べにより、施工会社が建築材料であるパーライトを体育館の屋上に積んでおき、それが雨に濡れ重さが増したことで崩落が起こったことが分かっている。現在、警察は施工会社の責任者に対し刑事上の強制措置を取っている。

瀋市長は「より詳しい調査を行い、法律に従って厳重に責任を問う」と話すと共に、「被害者とその家族が最大限のケアを受けられるように最善を尽くし、負傷者の方々が早く回復できるよう治療、看護していく」と伝えた。
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