HL万都が中国企業と合弁を設立、中国自動車部品市場を拡大へ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
HL万都が中国企業と合弁を設立、中国自動車部品市場を拡大へ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
自動車部品大手のHL万都が、中国の同業、天潤工業技術(TIT)と合弁会社を設立することを決定したことが23日、明らかになった。

合弁会社の天潤万都(Tianrun Mando Automobile Technology)は、資本金の1億元(約19億7257万円)のうち、HL万都が4000万元(約7億8902万円)を出資する。資本率はTITが60%、HL万都が60%。

単一国では世界最大級となる中国の自動車市場は、電気自動車(EV)をはじめとした次世代自動車の需要が高い。自動車業界団体の全国乗用車市場信息聯席会(CPCA)によるとことし上半期、EVやハイブリッド車(HEV)の販売量は、前年同期比25%増加した。電動化関連の製品も、大幅に増加する見込みだ。

天潤万都は、乗用車のパワーステアリングシステムを重点的に生産する。電動パワーステアリングシステムを中心に他の部品の設計や開発までへと事業を順次拡大していく予定だ。ここでHL万都は天潤万都に対し、技術やサービスを提供する。

これに先立ちHL万都は2021年、中国の完成車メーカー、吉利汽車(ジーリー)と合弁会社万都寧波を設立していた。ここで生産したブレーキやサスペンションなどの製品は、中国に拠点を置く外資完成車メーカーの販売前の新車向け納品(OEM)工場に納品している。

これによりHL万都は昨年、中国での売上高1兆8000億ウォン(約1982億7360万円)を記録。3兆4851億ウォン(約3838億9073万円)の次に高実績を上げている。全体の売上高に占める中国での売上高も、2020年の22.12%から昨年は27.76%へと増えている。

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