中国・杭州市、22日夕方からの集中豪雨で土砂災害発生…5人死亡、3人行方不明＝中国報道

中国・浙江（せっこう）省杭州（こうしゅう）市で集中豪雨による土砂災害が発生し、これまでに5人が死亡、3人が行方不明となっている。

22日夕方から23日未明にかけて杭州市富陽（ふよう）区で強い雨が降り、一部地域で土砂崩れや土石流が発生した。23日午後の時点で5人の死亡が確認されており、3人が行方不明となっている。現在、行方不明者の捜索が行われている。

今回の集中豪雨により区内32か所で洪水が発生し、倒壊した建物26棟、停電1619世帯、水没した車42台となった。

地元住民の話によると、22日午後5時ごろから雨脚が強まり、約1時間後には近所の川の水位が急激に上がってきて洪水が発生したという。ある住民は「道路に流れ込んだ水が家の中まで入ってきて、車が流され、巻き込まれた人もいたようだ」と明かした。

区当局は22日午後6時50分（現地時間）に、「水害防止緊急対応レベル2」を稼働した。