釜山作戦基地に停泊する米軍の戦略原子力潜水艦「ケンタッキー」(韓国・国防日報提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
釜山作戦基地に停泊する米軍の戦略原子力潜水艦「ケンタッキー」(韓国・国防日報提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】核兵器を搭載できる米軍の戦略原子力潜水艦(SSBN)「ケンタッキー」が21日、韓国を出港した。 同艦は、韓米が拡大抑止に関する協議体「核協議グループ(NCG)」の初会合を開いた今月18日に南部の釜山作戦基地に入港した。核弾頭を積んだ弾道ミサイルを搭載できるSSBNの韓国寄港は1981年以来、約42年ぶりだった。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は19日、外国の首脳として初めて同艦に乗り込み、内部を視察した。 同艦は4日間の韓国停泊中、韓国軍との合同訓練は行わなかったとされる。 韓国を離れた後の行き先は分かっていない。在韓米軍の関係者は「戦略資産であるSSBNの位置や目的地は確認に応じられない」と話している。 SSBNは核弾頭を積んだ弾道ミサイルを運用できるのに加え、敵のすぐそばまで近づいても気づかれないという隠密性を備えており、米国の核戦力の中核をなすとされる。 北朝鮮はケンタッキーの韓国寄港に敏感に反応した。入港翌日の未明に短距離弾道ミサイル2発を発射し、20日には国防相が戦略原子力潜水艦など米戦略資産の展開について「われわれの国家核武力政策に関する法令に定められている核兵器使用条件に該当し得る」と威嚇する談話を発表した。
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