中部の忠清南道・論山の被災地を視察する尹大統領(大統領室提供)=18日、論山(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
中部の忠清南道・論山の被災地を視察する尹大統領(大統領室提供)=18日、論山(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は19日、大雨による甚大な被害を受けた南東部の慶尚北道・醴泉や中部の忠清北道・清州など13地域を特別災難(災害)地域に指定した。大統領室の李度運(イ・ドウン)報道官が記者会見で明らかにした。

 今回の大雨により、同日午前までに44人の死亡が確認され、6人が行方不明となっている。

 尹大統領は「迅速な被害復旧支援とともに、人的被害を防ぐため関係機関が全力で対応してほしい」と指示した。

 李氏は「一部の地域では続いている豪雨と浸水により調査が困難な状況」と説明。被害状況の調査を続け、今後、特別災難地域を追加指定する方針を示した。

 特別災難地域に指定されると、被害を受けた民間と公共施設の復旧費の50~80%が国費で賄われる。被災者には災難支援金が支給されるほか、国税と地方税の減免、電気・ガス料金の減免などの特例措置が取られる。


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