18日午後に始まった最低賃金委員会の全体会議は長時間に及んだ=18日、世宗(聯合ニュース)
18日午後に始まった最低賃金委員会の全体会議は長時間に及んだ=18日、世宗(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】労使双方の委員と有識者(公益委員)で構成する韓国の最低賃金委員会は19日、2024年度(1~12月)の最低賃金を時給9860ウォン(約1083円)に引き上げることを決めた。今年の最低賃金(9620ウォン)から2.5%増となる。

 月額(月209時間労働)では今年の201万580ウォンから206万740ウォンに上がる。

 来年度の最低賃金を巡っては、初めて時給1万ウォンを上回るかどうかが最大の関心事だった。労使は18日午後からの大詰めの議論でも隔たりを埋められず、労働者側が提示した最終案1万ウォンと使用者側提示の9860ウォンについて投票を行った結果、9860ウォンに決まった。公益委員の多数が使用者側案を支持したことになる。

 ここ5年間の最低賃金の前年比引き上げ率は19年度が10.9%(時給8350ウォン)、20年度が2.9%(8590ウォン)、21年度が1.5%(8720ウォン)、22年度が5.1%(9160ウォン)、今年度が5.0%(9620ウォン)と推移している。


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