韓国の財産税、所有期間に応じて日割り計算へ…野党が改正案推進

17日、韓国野党「共に民主党」によると、課税上の公平性が指摘されてきた財産税を改正する法案の「地方税法一部改正法律案」が同党のアン・ギュベク（安圭ベク）議員などによって進められているという。

　韓国の財産税は、住宅などの建築物や船舶・航空機の所有者に課す市・郡税だ。現在の財産税は、毎年6月1日を課税基準日としており、その日に財産を所有している者は1年分の税金を納めなければならない。このため、課税基準日前後に財産を売買した場合、所有期間が短くても長くても同じ額の税金を支払わなければならず、課税上の公平性が欠けているという問題があった。また、売り手が課税基準日前に所有権移転登記を済ませて税金を逃れるような歪んだ取引も見られた。

　改正案では、課税期間中に所有権移転登記が行われた場合、所有者（売り手も）はその期間に応じて財産税を日割り計算して納付することとした。また、過剰に納付した場合は還付されることも明記した。