双方は中韓関係について時間をかけ、互いの立場を「率直かつ建設的」に意見交換した。双方は「相互尊重・互恵・共同利益に基づき、健康で成熟した中韓関係を築いていくため、細やかな注意と努力を傾けていこう」ということで意見が一致した。
双方はこの日の午後5時20分から45分間、ジャカルタのシャングリラホテルで会談を行ない「中韓関係全般」「朝鮮半島問題」「地域・国際情勢など相互の関心事」について話し合った。
王毅局員は台湾問題について、「核心利益」という点をあらためて強調したことが伝えられている。パク外相は「“一つの中国”という立場を尊重する」と伝え「台湾海峡の平和と安定が重要だ」と語った。
韓国で “外交的欠礼”が物議を醸した、ケイ海明(けい・かいめい)駐韓中国大使のいわゆる “ベッティング発言”について、パク外相は「外交使節として、大使の役割と振る舞いが重要だ」と伝えた。これに対し王毅局員は「関係発展のためのものであり、話題となってはならない」として、これまでの中国政府の立場を言及したという。
一方「福島第1原子力発電所“放射能処理水”の海洋放流」と「サード(THAAD:終末高高度防衛ミサイル)」に関する論議はなかったことが確認されている。
双方は今回の会談を通して、首脳・外相など高位級交流の重要性に共感し「外交安保対話」「次官級戦略対話」「次官級人文交流促進委員会」「1.5トラック対話」など、多様なレベルにおける両国間の意思疎通と交流を強化していくことにした。
また「安定的な供給網の管理」「人的交流の拡大」「文化コンテンツ交流の活性化」など、実質的協力の具体的な成果を達成するため、積極的に協力していくことにした。
韓国外交部(外務省)は「双方は、北核問題に関する各級の意思疎通を強化していくことに共感した」と明らかにした。
その他、双方は「日中韓3か国間の協力は、域内の平和と繁栄において緊要だ」という点に共感し、閣僚および首脳会議など3か国協力協議体の再活性化のため、積極的に努力していくことにした。
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