Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40
韓中の外交トップが会談 「健全な関係へ細心の努力」
【ジャカルタ聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は14日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議出席のため訪問しているインドネシア・ジャカルタで中国外交担当トップの王毅共産党政治局員と会談し、健全な韓中関係を築くため両国が細心の注意と努力を傾けていくことで一致した。 会談は約40分行われた。両氏が対面したのは昨年8月以来、約1年ぶり。今年に入ってから両国が閣僚級以上の会合を開くのは今回が初めて。 韓中は昨年11月、インドネシアのバリ島で主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせ首脳会談を開き、ハイレベルで交流を続けることを確認したが、韓米日の連携強化に対する中国側のけん制や台湾問題、韓国の外交政策を批判した中国のケイ海明・駐韓大使の発言などが影響し、実現していない。両氏は会談で、冷え込んだ韓中関係を安定的に管理していくとの意思を示したといえる。 会談では外交・安全保障対話、次官級戦略対話など多様なレベルでの意思疎通を強化することを確認。安定的なサプライチェーン(供給網)の管理や人的交流の拡大、文化コンテンツ交流の活性化などでも協力することで一致した。 北朝鮮核問題に関連しては各レベルで意思疎通を強化することを申し合わせた。朴氏は北朝鮮の今月12日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を強く非難し、朝鮮半島の平和と安定のため中国が果たす建設的な役割がいつにも増して重要だと強調した。 両氏はまた、韓中日3カ国協力の重要性でも一致。閣僚や首脳による3カ国の協議体が再び活性化するよう積極的に努力することを確認した。